砥石のトラブルと対策
砥石の摩耗が早い
状態:目こぼれ
原因
● 砥粒切込量が大きい(一個当たりのむ)
● ボンドが柔らかい
● 研削液の希釈倍率が高い
加工条件
● 送り速度を下げる
● 砥石回転数を上げる
● 切り込み量を下げる
砥石
● 粒度を上げる
● 集中度を上げる
● ボンドを硬くする
研削液
● 希釈倍率を下げる(濃度を上げる)
徐々に負荷が大きくなり加工続けられなくなる
状態:目つぶれ
原因
● 砥粒切込量が小さい
● ボンドが硬い
● 研削液の希釈倍率が低い
加工条件
● 送り速度を上げる
● 砥石回転数を下げる
● 切り込み量を上げる
砥石
● 粒度を下げる
● 集中度を下げる
● ボンドを柔らかくする
研削液
● 希釈倍率を上げる(濃度を下げる)
状態:目 づまり
原因
● 研削液が加工物と砥石の接触点まで届いていない
● 研削液が汚れている
● 砥石のチップポケトが小さい
加工条件
● 砥石回転数を下げる
砥石
● 形状を変更する(スリットを入れるなど)
● 粒度を下げる
● 集中度を下げる
● ボンドを柔らかくする
研削液
● 供給圧力を上げる
● 交換する
加工物にチッピングが出やすい
原因
● 砥粒切り込み量が大きい
加工条件
● 送り速度を下げる
● 砥石回転数を上げる
● 切込量を下げる
砥石
● 粒度を上げる
● 集中度を上げる
研削液
● 希釈倍率を下げる(濃度を上げる)